パトライト社製監視表示灯との連携利用
今回はNagios XIおよびNagios Log Serverとパトライト社製監視表示灯の連携利用について紹介します。パトライト社製監視表示灯を連携利用することで、ネットワークの異常を光と音で警告することができます。
パトライト社製ネットワーク監視表示灯
パトライト社製ネットワーク監視表示灯「NHシリーズ」は、SNMP Trapを受信してアラートの発生を光と音でいち早く管理者に知らせることができます。また、RSHコマンド、SOCKET通信(PHN互換コマンド、PNSコマンド)で、光、音、音声(*FVシリーズ)を制御することもできます。
詳しくは、パトライト社HPをご確認ください:
NH-FV1シリーズ: http://www.patlite.jp/nh_fv/nh_fv01.html
NH-FB1シリーズ: http://www.patlite.jp/product/nh-spl.html
Nagios XIでの連携
Nagios XIは障害検出時に、メール送信やスクリプト実行、SNMP Trap送信を行うことができます。
パトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信するまたはスクリプト実行によりRSHコマンドを送信することで、表示灯を点灯させたり音をならしてユーザーに障害を通知することができます。
SNMP Trapによる連携
障害検出時にNagios XIからパトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信します。
SNMP Trap送信設定は「管理 -> コンポーネント管理 -> SNMP Trap Sender」 ページで行います。
ホストおよびサービスの(SNMP Trap Sender画面で指定した)ステータス変化時に以下のSNMP Trapが送信されます。表示灯側のSNMP Trap受信設定で設定します。
Trap番号
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説明
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ホスト
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1.3.6.1.4.1.20006.1.5
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nHostEvent
|
1.3.6.1.4.1.20006.1.1.1.4
|
nHostStateID(ホストステータスを表す数値)
0=OK,
1=WARNING, 2=CRITICAL, 3=UNKNOWN |
サービス
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|
1.3.6.1.4.1.20006.1.7
|
nSvcEvent
|
1.3.6.1.4.1.20006.1.3.1.7
|
nScvStateID(サービスステータスを表す数値)
0=OK, 1=WARNING, 2=CRITICAL, 3=UNKNOWN
|
RSHコマンドによる連携
Nagios XIサーバに障害検出時に実行するスクリプトファイルを保存し、グローバルイベントハンドラを定義することで、パトライト社製監視表示灯へRSHコマンドを送信することができます。
グローバルイベントハンドラは、「管理 -> コンポーネント管理 -> グローバルイベントハンドラ」ページで定義します。※rshクライアントのインストールおよびrsh通信使用するポートの解放が必要です。
グローバルイベントハンドラは、「管理 -> コンポーネント管理 -> グローバルイベントハンドラ」ページで定義します。※rshクライアントのインストールおよびrsh通信使用するポートの解放が必要です。
詳しくは「Nagios XI : パトライト社製監視表示灯との連携利用」をご参照ください。
Nagios Log Serverでの連携
Nagios Log Serverは障害検出時に、メール送信やスクリプト実行、Nagios監視サーバ(NRDPを使用)やNagios Reactorへの送信、SNMP Trap送信を行うことができます。パトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信するまたはスクリプト実行によりRSHコマンドを送信することで、表示灯を点灯させたり音をならしてユーザーに障害を通知することができます。
SNMP Trapによる連携
障害検出時にNagios Log Serverからパトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信します。
事前にSNMPトラップレシーバとして監視表示灯を登録し、アラート方法に「SNMPトラップ送信」を指定してアラートを定義します。
アラート条件に合致するログメッセージを指定期間内に閾値を超える回数受信すると、以下のSNMP Trapが送信されます。監視表示灯側のSNMP Trap受信設定で設定します。
Trap番号
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説明
|
1.3.6.1.4.1.20006.1.7
|
nSvcEvent
|
1.3.6.1.4.1.20006.1.3.1.7
|
nSvcStateID(サービスステータスを表す数値)
0=OK, 1=WARNING, 2=CRITICAL, 3=UNKNOWN
|
RSHコマンドによる連携
Nagios Log Serverサーバに障害検出時に実行するスクリプトファイルを保存し、アラート方法を「スクリプト実行」とするアラート定義を作成することで、監視表示灯へRSHコマンドを送信することができます。※rshクライアントのインストールおよびrsh通信使用するポートの解放が必要です。
詳しくは「Nagios Log Server : パトライト社製監視表示灯との連携利用」をご参照ください。
Nagios XI/Nagios Log Serverダウンロード(フリー版/評価版)
Nagios XIにはフリー版(最大:7ホスト)と評価版(60日間、機能制限なし)があります。
インストーラは、Linuxソース版、vSphere/ESX OVFテンプレート版、VirtualPC版の3種類です。ぜひお試しください。Nagios Log Serverにはフリー版(ログ収集上限:1日 500MB(7日間平均))と評価版(60日間、機能制限なし)があります。インストーラは、Linuxソース版、vSphere/ESX OVFテンプレート版の2種類です。ぜひお試しください。
Nagios XI製品紹介ページ
Nagios XIの特長や機能については製品紹介ページをご参照ください:
Nagios Log Server製品紹介ページ
Nagios Log Serverの特長や機能については製品紹介ページをご参照ください:
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