今回は、記事「並列実行のNetFlowシミュレーターを実現するには?」でも少しご紹介したWindows環境で動作するSolarwinds社のFlow Tool Bundleについて改めてご紹介したいと思います。
NetFlowシミュレーターを提供しているメーカーはいくつかありますが、その中でも小職がお勧めするWindows環境で動作し、しかも無料で使えるxFlowシミュレーターがFlow Tool Bundleに含まれるNetFlow Generatorです。
Solarwinds社はアメリカテキサスに本拠を置く、IT監視及び管理ソフトウェアを開発するソフトウェア会社となります。このxFlowシミュレーターは、NetFlow v5/v9, IPIFX, sFlow v5をサポートしておりエクスポータのIPアドレスも設定することが出来ますのでxFlowコレクターの試験やxFlowデータのrawデータが欲しい時に非常に重宝するツールです。
本記事では、このシミュレーターのインストールから設定方法をご紹介したいと思います。
インストール
上図のように、3種類のインストーラが展開されます。今回は、NetFlow-Generator-Installerをダブルクリックしてください。
チェックボックスをクリックし、”Next >”をクリックしてください。
“Next >”をクリックしてください。
“Next >”をクリックしてください。
“Finish”をクリックしてください。
設定方法
インストール後、自動でNetFlow Generatorが起動します。
利用環境に応じて以下表1の項目を設定していきます。
IP address or hostname | xFlowコレクターのIPアドレス |
---|---|
Port | xFlowコレクターのポート番号 |
IP address or CIDR | エクスポータのIPアドレス |
Number of interfaces | エクスポータのIF数 |
Average flows per secocond | xFlow送信レート |
Flow type | xFlowのプロトコル |
EndPoints | フローデータに含まれる通信設定 |
表1 NetFlow Generatorの設定
本ツールが便利な点は、以下となります。
- EndPointsでシミュレートしたい通信を設定出来る
- 送信レートを設定し必要なパケット数のキャプチャファイルを収集出来る
- エクスポータのアドレス修正とレンジ設定で複数エクスポータのフロー送信をエミュレート出来る
必要な設定が完了したら、右下の青いボタン”Run generator“を押せばフローデータ送信を開始します。
弊社では、Solarwinds社のフローコレクター製品Network Traffic Analyzerを取り扱っております。ご興味のある方やデモ希望の方は、是非お問い合わせください。