画像ログ+検索機能
Ekran(エクラン)はコンピューター操作をそのまま画像で記録します。
街頭の防犯カメラのようなソフトウェアです。
文字だらけのテキストログでなく画像ログなので、直感性に優れています。
しかも画像記録・再生だけの防犯カメラとは違って、Ekranは画像以外にもコンピューターの操作を丸ごと記録することで、「いつ・誰が・何をした」のか簡単に把握し検索することができます。
例えばサーバーにこのEkranをインストールしておけば、重要な設定変更の発生をすぐに突き止められるでしょう。
今回は画像の再生・検索を行う「セッションプレイヤー」について簡単に紹介致します。
セッション単位の記録
Ekranはコンピューターのデスクトップに防犯カメラを設置したようなものです。
このカメラでコンピューターへのログインからログアウトまでのユーザー操作(1つの”セッション”)を見張ります。
具体的には、マウスクリック・キーボード入力のタイミングで画面のスナップショットを記録します。
これでは不安と思う場合、一定間隔(例えば30秒ごと)での画像取得も可能です。
記録についてはこうしたセッション単位で見出しが作られ、再生・検索を行うことができます。
セッション例(左側:スナップショット、右側:時間・操作の一覧) |
検索用情報の付加
画像だけの防犯カメラの場合、記録するところまではよいのですが本当に見たい場面を探しづらいと思います。
早送りで再生できるでしょうが、その場合は見落としの可能性がありますし、だいいち作業者が疲れてしまいます。
Ekranでは画像を記録するだけでなく、現在操作しているウィンドウのタイトルやプログラム名の情報を同時に取得して紐付けます。
これらの情報は画像データについての「メタデータ」と呼ばれます。
例えばブラウザでWebサイトを見るとすると、表示されているページのタイトルやURL、さらにブラウザのプログラム名やキーボード入力などがメタデータとして取得の対象になります。
これらが画像に紐付けて保存され、検索の対象になるわけです。
実際のクライアント画面 | タイトルやURLを取得して表示 |
セッションの再生
こうして蓄積したセッション情報はWebベースで再生可能です。これがセッションプレイヤーです。
必要なのはWebブラウザとEkranシステムのアカウント情報だけです。
起動方法はWebブラウザで管理ツールへログインし、「セッションプレイヤー」画面から見たいセッションをクリックするだけです。
すると別タブでプレイヤー画面が立ち上がり、再生を開始します。
先ほど述べた通り記録対象はあくまで画像なので、自動再生のスライドショーとなります。
キーワード検索
では具体的な検索の様子をご覧頂きます。ここでは動画サイトの閲覧セッションを探してみます。
管理ツールの「セッションプレイヤー」メニューで検索欄にキーワード「youtube.com」を入力し、検索アイコンをクリックします。
するとこのキーワードを検出したセッションに絞り込まれます。
絞り込み結果 |
試しにひとつのセッションをクリックしてみます。
すると別のタブでセッションプレイヤーが立ち上がります。
データのロードが終わると、セッション中でキーワードによる検索対象となった画面のみが表示されます。(検索した場合は自動再生されません)
プレイヤーの前へ/後へのボタンや一覧中の行をクリックすることで指定画像を表示できます。
検索条件に該当する画面のみ一覧表示 |
基本的な機能として以上の他に、拡大鏡・再生速度変更・画面スナップショットの外部保存などがあります。さらに便利な機能として「アラートからの再生」「エクスポート」「ライブ再生」もあります。
これらにつきましては機会を改め、紹介させていただきたいと思います。
以上でEkran セッションプレイヤーの簡単な紹介を終わります。
長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。
フリーライセンス配布中
現在無償ライセンス(Windowsワークステーション3台まで監視可能)を配布中です。
未取得の方はぜひお申込みいただき、Ekranをインストールしてセッション再生をお試しください。
Security Days出展
当製品を2017年3月8日(水)~10日(金)開催の、株式会社ナノオプト・メディア主催「Security Days Spring 2017 東京」に出展いたします。
ぜひ弊社ブースへお越しいただき、実物でご確認ください。お待ちしております。