RRDとInfluxDBどちらを選択するべきか

ntopng導入時のデーターベース選択についてご紹介します。
ntopngは、トラフィックデータを保管するのに2種類のデータベースから1つを選択できます。

文:ジュピターテクノロジー よしひろ

ntopngがサポートするデータベース

  • RRD(Round Robin Database)
  • InfluxDB
RRDは、CactiやMRTGで使っていたという方も多いと思います。
ファイルシステムに.rrdファイルを直接書き込みます。
InfluxDBは、InfluxData社によって開発されたオープンソースの時系列データベースです。
設定の切り替え方法は、図1の通りメニューの設定から時系列データをクリックします。
こちらの画面で、RRDとInfluxDBを切り替えることができます。
図1 時系列データベースの選択
ここで、RRDとInfluxDBの長所・短所をそれぞれご紹介します。

名称 長所 短所
RRD ・利用するHDD容量が少なく、HDDサイジングが容易
・単一ディクレトリ下にファイルが保存されるので、管理がシンプル
・グラフ時間軸5分と長い
InfluxDB グラフ時間軸の最小が10秒から設定できる
・InfluxDBの運用が必要
・保存期間やトラフィック量に従いディスクスペースを消費。HDDサイジングが困難
表1 RRDとInfluxDBの長所・短所

表1は全て重要な比較観点です。
長所にある通りInfluxDBを選択すれば、グラフ表示の時間軸を細かく設定することができます。
一方、RRDは5分固定となりきめ細かなグラフ描画ができません。
上記の長所・短所の一覧を考察して頂き、好みの方式を決定して頂ければと思います。
本記事で扱っているntop社のntopngという製品ですが、ご興味のある方は以下のリンクから弊社までお問い合わせください!


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