【Checkmk KB】Checkmk 通信要件

Checkmkの主要な通信要件についてご説明します。

文:ジュピターテクノロジー とぐち

はじめに

Checkmk主要通信一覧

本日は、Checkmkの主要通信(以下図1のサーバー・クライアント間通信一覧)の詳細を、シーケンス図を用いてご説明いたします。

Checkmkがサーバー・クライアント間で使用する主な通信は以下の通りです。

  1. ホストチェック
  2. Checkmkエージェント
  3. SNMPエージェント
  4. Specialエージェント(API)
  5. アクティブチェック
  6. Livestatus
  7. 通知スプーラー
図1 サーバー・クライアント間通信一覧

シーケンス図詳細

1.ホストチェック

Checkmkは、「Smart PING」という特別な仕組みを使用し、6秒ごとにホストの死活監視を行っています。(詳細は以下図2,図3)

図2 ホストチェック
図3 ホストチェック続き

2.Checkmkエージェント

Checkmk独自のエージェントによる、サービスチェックです。

図4 Checkmkエージェント
図5 Checkmkエージェント続き

3.SNMPエージェント

通常のSNMPエージェントを使用し、SNMPマネージャ(サーバー側)とのポーリングによるサービス監視チェックです。

図6 SNMPエージェント
図7 SNMPエージェント続き

4.Specialエージェント(API)

5.アクティブチェック

接続ポート、パラメータ、チェック間隔等は設定するAPI及びアクティブチェックの実装に依存します。
以下、アクティブチェック”check_ldap”のパラメータ例です。(図8)

図8 LDAPアクセスチェック設定画面

ポート、ホスト名、タイムアウト値等、必要なパラメータは画面上から指定することが可能です。API/アクティブチェックの実装内容を確認する場合は、以下の格納先から対象のチェックをご覧いただけます。
実装格納先:/opt/omd/sites/(サイト名)/share/check_mk/checks

6.Livestatus

Livestatusとは、監視対象のホストやサービスなど全てのデータを取得するためのCheckmk独自のインターフェイスです。

図9 Livestatus
図10 Livestatus続き

7.通知スプーラー

通知スプーラーとは、複数拠点での分散監視を行った際、中央のセントラルサーバーにリモートサーバーの通知を転送して処理する集中通知の仕組みです。
通知スプーラーは、TCPを介して相互に接続確認を行っています。

図11 通知スプーラー
図12 通知スプーラー続き

お問合せ

Checkmkにご興味のある方は、以下のリンクから弊社までお問い合わせください。

オンラインデモでは、Checkmkの操作感を体感いただくことができます。

30日間無償でご利用いただける評価版も以下のダウンロードページにご用意しております。
簡単に検証が開始できますので、評価ガイド(PDF)を参考にぜひお試しください。

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