はじめに
WebTitan Cloudは、導入が簡単ですぐに始められるWebフィルタリング製品です。建物内での運用はグローバルIPアドレス(インターネットに接続する際に利用するIPアドレス)と、DNSサーバーアドレスがあれば、すぐに開始できます。
もし、持ち出し端末でもWebフィルタリングを実施したいと考えた場合は、端末にエージェントであるWebTitan OTGをインストールすることで、どこにいても、どんなネットワークに繋いでも、Webブラウザに依存することなくWebフィルタリングをすることが可能です。今回は、Mac端末へのインストール手順をご紹介します。
WebTitan OTGをインストールすると、WebTitan Cloudがユーザー名と端末名を認識できるようになるため、いつ、だれが、どのWebページでブロックされたかをレポートに反映させることが可能です。
WebTitan OTGのインストール手順
1.所定のWebサイトから、「otg_setup.pkg」をダウンロードします。
2.ターミナルを開き、ディレクトリを変更して、手順1でダウンロードした「otg_setup.pkg」と同じディレクトリに移動します。
※この後、パスワードやWebTitan Cloud資格情報を入力しますが、これらのパラメーターが端末内に保存されることはありません。
3.パスワードを聞かれた場合は、端末のユーザーパスワードを入力します。
4.ターミナルウィンドウにカスタムスクリプトを入力しEnterキーを押します。
カスタムスクリプト例:sudo Applications/WebTitanCloud.app/Contents/MacOS/WebTitanCloud WTC_SERVER_URL=http://wtc5.webtitancloud.com:8080 DNS_RESOLVER=1.2.3.4 CUSTOMER_EMAIL=myemail@mycompany.com CUSTOMER_PASSWORD=mypassword
必須パラメータは、「RPC_URL」、「DNS_RESOLVER」、「CUSTOMER_EMAIL」、「CUSTOMER_PASSWORD」です。「RPC_URL」はWebTitan Cloudの接続URLで、「http://wtc5.webtitancloud.com:8080」、「DNS_RESOLVER」は購入後に通知されるWebTitan CloudのDNSサーバーアドレス、「CUSTOMER_EMAIL」は購入時に登録したEメールアドレス、「CUSTOMER_PASSWORD」は購入後に配布されるパスワードとなります。
5.スクリプトが実行されると、OTGがターミナルウィンドウに出力されます。設定が成功すると、「WebTitan Cloud OTG has been configured」 が表示されます。パラメーターに問題がある場合は、エラーメッセージが表示されます。
以上で、インストールは完了となり、使用開始できます。詳細なパラメーター説明は、WebTitan Cloud管理者ガイド 163ページをご覧ください。
インストール結果を確認する方法
WebTitan Cloud管理者ページへログインします。
「設定」→「ロケーション」から「ローミング」を選択して、インストールし端末名が表示されている事を確認します。
以上で、外で使えるWebフィルタリング WebTitan OTGの運用について Mac編を終わります。ご不明な点、ご用命などございましたら、以下URLよりお気軽にお問い合わせください。