はじめに:Nutanix運用で、こんな悩みはありませんか?
Nutanixは導入・拡張が容易で、仮想基盤として非常に完成度の高い製品です。
一方で、実際に運用を始めると、次のような声をよく耳にします。
- 障害が起きたとき、どこから確認すればよいか分からない
- Prismは見ているが、予兆検知や長期的な傾向把握が難しい
- 仮想基盤だけでなく、ネットワークや他システムとの関係が見えない
Nutanix環境では 「管理」と「運用監視」 を分けて考える必要があります。
本記事では、SolarWinds Observability Self-Hostedを用いて Nutanix AHV環境をどのように“運用監視”できるのか を解説します。
Nutanix標準機能(Prism)の役割と限界
Nutanixには Prism という優れた管理UIが用意されています。
Prismが得意なこと
- クラスタ/ホスト/VMの状態把握
- Nutanix独自メトリクスの可視化
- 仮想基盤の設定・管理操作
Prismが苦手なこと
- 障害の予兆検知
- 他システム(ネットワーク、FW、物理機器)との相関分析
- 長期トレンドや容量計画
- 運用者向けの統合アラート設計
Prismは 「Nutanixを正しく動かすための管理ツール」 であり、
運用全体を俯瞰する監視ツールではない という点が重要です。
SolarWinds Observability Self-Hostedとは?

SolarWinds Observability Self-Hostedは、ネットワーク、サーバー、仮想基盤、ストレージを 単一の基盤で監視・可視化 できる統合運用プラットフォームです。
特徴は以下の通りです。
- エージェント/エージェントレスの設計
- マルチベンダー対応
- 障害検知・予兆検知・原因切り分けに強い
- ダッシュボード/アラートを柔軟にカスタマイズ可能
Nutanix単体ではなく、ITインフラ全体の中でNutanixをどう監視するか という視点を提供します。
SolarWindsで実現するNutanix AHV監視の全体像

SolarWinds Platformでは、Nutanix環境を以下のように多層的に監視できます。
| レイヤ | 監視内容 |
| クラスタ | 稼働状態、ノード数、健全性 |
| AHVホスト | CPU / メモリ / ディスク / NIC |
| 仮想マシン | リソース使用率、応答性能 |
| 仮想ネットワーク | トラフィック傾向、輻輳 |
| 物理ネットワーク | ToRスイッチ、帯域、エラー |
実運用で効くポイント①:リソース逼迫の予兆検知
SolarWindsでは、単なる現在値ではなく 傾向(トレンド) を重視します。
- CPU使用率が「徐々に」上昇していないか
- メモリ使用量がピーク時間帯に張り付いていないか
- ストレージI/O遅延が慢性化していないか
これにより、
「まだ障害ではないが、このままだと危ない」
という “予兆”の段階で気づく運用 が可能になります。
実運用で効くポイント②:VM遅延時の原因切り分け
「VMが遅い」という事象は、原因が一つとは限りません。
- VM自体のCPU/メモリ不足
- AHVホストのリソース競合
- 仮想スイッチ配下の輻輳
- 物理ネットワークのエラーや帯域不足
SolarWindsでは、
- VM
- ホスト
- 仮想NW
- 物理NW
を 同じ画面上で関連付けて確認 できるため、“どこがボトルネックか”を短時間で切り分け られます。
Prism × SolarWindsの正しい役割分担
Nutanix運用では、両者を競合させる必要はありません。
| 観点 | Prism | SolarWinds Platform |
| Nutanix管理 | ◎ | △ |
| 日常監視 | △ | ◎ |
| 障害検知 | △ | ◎ |
| 予兆検知 | × | ◎ |
| 全体俯瞰 | × | ◎ |
Prismは管理、SolarWindsは運用監視この住み分けが、もっとも現実的で効果的です。
導入構成イメージ

- AHVはエージェントレスで監視可能
- Prismの設定・運用を妨げない
- 既存SolarWinds環境への追加も容易
まとめ:Nutanixを“運用しやすい基盤”にするために
Nutanixは非常に優れた仮想基盤ですが、
運用監視まで含めて初めて「安心して使える基盤」 になります。
- Prismで 正しく管理する
- SolarWindsで 全体を俯瞰し、予兆を捉える
この組み合わせにより、
- 障害対応のスピード向上
- 運用負荷の軽減
- 将来を見据えたキャパシティ計画
が現実的に実現できます。
PrismはNutanixを「管理」するツール。
SolarWindsはNutanixを「運用」するツール。
この考え方が、Nutanix運用を一段ラクにします。
最後に
今回は、Nutanixの監視を弊社取扱い製品であるSolarWinds Observability Self-Hostedで実現できることをご紹介しました。これらを実現したいといったお客様がいらっしゃいましたら、是非弊社までお問い合わせください。
SolarWinds Observability Self-Hostedの製品ページは、以下で参照できます。
SolarWinds Observability Self-Hostedに興味のある方は、以下のリンクから弊社までお問い合わせください!


