WinSyslog使い方ガイド#1~送信元や受信年月でフォルダを自動分割~

WinSyslog でファイルにログ保存するアクションを追加した場合、デフォルトの設定では、“WinSyslog-YYYY-MM-DD.log” のように、ファイル名に日付情報が入り、毎日1ファイルずつログファイルが作成されます。

今回は、ファイル名だけでなく、フォルダにも変数を入れて自動分割する設定例を紹介します。

Acitons>ファイルログ

このアクションは、受信したログをテキストファイルに保存するアクションですが、デフォルトのファイル名は、“WinSyslog-YYYY-MM-DD.log” のように日付情報が入り、毎日1ファイルずつログファイルが作成されます。今回は、送信元IPや受信年月のフォルダを自動作成し、ログを自動分割する手順を紹介します。

☑ファイル名にプロパティ(変数)を使用 にチェックを入れると、「挿入」ボタンから選択
 可能なプロパティをファイル名やフォルダ名に挿入することができます。 WinSyslogでは、受信したログを解析し、プロパティと呼ばれるフィールドに格納します。

注記:作成時刻(%timegenerated%)はログ受信時刻、報告時刻(%timereported%)は、  デバイスのタイムスタンプを表します

  • 送信元デバイスのIPアドレスをフォルダ名につけて分割したい場合:ファイルパスに%source%を入力します。(例)C:¥log%source%上記の場合、以下のようなフォルダ構成で、送信元IPごとのフォルダ配下にログファイルが自動分割保存されます。
    出力例>C:log192.168.100.100WinSyslog-2017-04-21.log
  • フォルダを受信月ごとに分けて保存する場合:
    ファイルパスに%timegenerated:1:7:localtime% を入力します。 
    (例)C:¥log%timegenerated:1:7:localtime%

作成時刻(ローカルタイム)の出力フォーマットは、2017-04-17,10:13:45 なので、「月」
 情報までをフォルダ名として分割したい場合、先頭から数えて1~7番目までを指定します。(localtime を入れない場合は、UTC時刻となります)

上図の場合、ファイル名にも日付とソース(送信元IP)を出力するオプションにチェックを入れた
ので、以下のようなフォルダ構成で毎月新しいフォルダが作成され、その配下にログファイルが
自動分割保存されます。(ファイル名に送信元IP情報と日付が入ります) 
出力例>C:log2017-04WinSyslog-192.168.xxx.xxx-2017-04-21.log

注記:各設定変更後は、保存→再起動 ボタンをクリックし、設定を反映させます。
(ver.14.1~ 保存ボタンのみで設定変更が反映されるようになります)

   

WinSyslog の各種TIPS(簡易手順書)も順次更新していきますので、以下もご参照ください。

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