第3回 Windows Update状態監視
本シリーズは、オールインワン・ハイブリッドITインフラ監視ツールが持つ1,800以上のプラグインの中からレガシーで役に立つプラグイン及び現代技術の流行にあったプラググインを紹介していく連載記事です。
Checkmkを開発するtribe29社のサイトにいけば、プラグイン設定方法に関するマニュアルを閲覧することができます。本連載では、本家でやっている設定方法に重きを置いたプラグイン紹介ではなく、当該プラグインがどのような情報を収集しているのか?そしてそれらの情報を使ってどのように統合監視に役立てることができるのか?にフォーカスした記事を作成していきます。
本記事の情報を使って、Checkmkが実現する統合監視の世界を垣間見ていただければ、幸いです。
文:ジュピターテクノロジー よしひろ
※本記事の図が見づらい場合は、図をクリックすると拡大されますのでお試しください。
今回ご紹介するプラグインは、Windows Updateプラグインです。本家tribe29社の簡易ドキュメントは、こちらにございます。
簡易ドキュメントに記載のある通り、”Service check command”は、”check_mk-windows_updates”となりエージェントの再作成(エージェントベーク)が必要であることにも注意が必要です。
- Checkmk Windows Updateプラグインで出来るようになること
- Windows Updateの適用状況が分かり、かつその対応内容もテキスト表示で確認できる
- “重要”、”オプション”の要対応項目数がわかり、時系列グラフでその推移を監視できる
- 監視対象環境
- Windows Update適用状況及び内容確認
図1の”Summary”及び”Details”に、未適用パッチのKB番号とその内容が表示されます。
- 2021-09×64 ベース システム用 Windows Server 2016 サービス スタック更新プログラム (KB5005698);
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 – v5.95 (KB890830);
- 2021-11 x64 ベース システム用 Windows Server 2016 の累積更新プログラム (KB5007192);
- Microsoft Defender Antivirus のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム – KB2267602 (バージョン 1.353.1486.0)