NagiosのからCheckmkへのスムーズな移行 なぜ今選ばれているのか?

オープンソースで柔軟性が高く、さまざまなシステム・サービスを監視できるNagiosは、IT監視の定番として多くのシステム管理者に支持されてきました。しかし近年のIT環境の急激な進化、特にクラウド化・コンテナ化などといったトレンドにより、監視のかたちもより拡張性の高い監視が求められる中で、新たな監視ソリューションへの移行を検討している方も多いのではないでしょうか。

こうした背景から、移行先の有力な選択肢としてご提案したいのが弊社で取り扱う監視ソリューションである「Checkmk(チェックエムケー)」です。Checkmkは、Nagiosの構成や概念を引き継ぎつつ、現代のIT監視に最適化された次世代の監視ソリューションとなっています。

Checkmkが提供する8つの革新ポイント

以下で、Nagiosユーザーにとって魅力的なCheckmkの具体的な利点を詳しく説明します。

簡単で迅速なインストール

Checkmkは多くのLinuxディストリビューションで10分以内のセットアップが可能です。メーカー独自のLinuxOS(Ubuntuベース)を同梱した仮想アプライアンスでの提供もあり、簡単に展開・管理することができます。追加でデータベースやWebサーバーの導入も不要なため、初期構築が非常にスムーズです。

Nagios構成の再現が簡単

Nagiosと同様の構成概念・用語などを使用しているため、同じように監視を再現することができます。ホスト(監視対象)についても一括インポートが可能なため、ゼロからの再構築は不要で、既存資産を生かした移行が可能です。

強力な自動化機能

Checkmkには対象ホスト上で稼働しているサービスを自動的に検出し、それに基づき必要なメトリクスと適切なしきい値を自動提案してくれる機能が搭載されています。設定作業は自動で実行・登録が可能で、大幅に作業の効率化、人的な入力ミスも軽減することができます。

Nagiosプラグインをそのまま活用

特に弊社でも良く聞かれるのが「Nagiosのプラグインを使用できるか」といったお問い合わせです。Nagiosで使用されてきた豊富なプラグイン資産を、checkmkの環境でそのまま動作させることが可能です。独自開発のスクリプトや既存のツールをそのまま利用できるのは大きなメリットかと思います。以下、よく聞かれる代表的なプラグインのリストです。

GUIによる集中管理とダッシュボード

Checkmkは全ての監視構成をWebGUIから確認できます。コマンドラインを使わずとも監視対象の追加や除外、ルール設定、通知設定など基本的な設定が行うことができるため、システム管理者や技術担当以外のメンバーでも扱いやすくなっています。

圧倒的なスケーラビリティ

Checkmkは、数百サイト、数百万デバイス規模の大規模環境にも対応が可能です。分散型アーキテクチャを採用しており、各拠点に設置された監視サーバー(リモートサイト)を中央サーバーで一元的に管理することができます。ライセンスは複数購入する必要が無く、1ライセンスで各拠点用の監視サーバーをたてることが可能です。

クラウド・コンテナ時代に対応

Checkmkはクラウドネイティブなサービスや、Kubernetesなどのコンテナベース環境の監視もサポートしています。動的に変化するインフラにも柔軟に追従できる設計となっており、マルチクラウドやハイブリッド環境でも強みを発揮できます。

各種業務ツールとのシームレスな統合

ServiceNow, Jira, Slack, Microsoft Teamsなど、企業で使われる主要な業務アプリケーションとの統合も可能です。監視アラートから連携できるようになっており、インシデントチケットの自動発行や、メールでは気付きづらい場合にはチャットツールへの即時通知を実現することができます。

まとめ・お問い合わせ

CheckmkはNagiosからの移行もふまえ設計されている部分もあり、これまで投資してきた時間や資産を無駄にせずにさらに効率的な監視を実現することができると考えます。ぜひ一度Checkmkの評価版をお試しください。

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