Checkmkはエージェントを使用した監視を得意としていますが、それ以外にも多彩な監視方法に対応しており、エージェント、SNMPを使った監視に加えてサービスへの応答性や到達性を確認する「アクティブチェック」を提供しています。
本記事では、Checkmkにおけるアクティブチェックの概要を、Nagiosプラグインの代表チェックと絡めて紹介します。Nagiosからの移行などをご検討の際、「このプラグインは使用できるのか?」「同等の機能はあるのか?」といった疑問解消にお役立てください。
アクティブチェックとは?
Checkmkのアクティブチェックとは、1つのプログラムやスクリプトの形で提供されており、ネットワーク上の特定のサービスにアクセスし、その結果を監視データとして返すというものです。アクティブチェックは「サービスの可用性・アクセス確認」「応答時間の計測」「ステータスの取得」を主な目的としています。
CheckmkではNagiosと互換性を保っているため、Nagios用に作られた多数のプラグインをそのまま使用することが可能できますが、そのうちのいくつかは既に導入されているためWebインターフェースから簡単に設定することが可能です。
主なアクティブチェックの解説
以下に代表的なアクティブチェックを紹介します。
Checkmkのチェック | 監視内容 | Nagiosプラグイン例 |
---|---|---|
HTTPサービス監視 | Webサーバーへのアクセス可否、ステータスコード、応答時間確認 | check_http |
SSL証明書監視 | 証明書の有効期限、有効性確認 | check_http, check_ssl_cert |
DNSサービス監視 | DNSサーバー応答確認 | check_dns |
SMTPサービス監視 | メール送信サーバー応答状況 | check_smtp |
メール受信監視(POP/IMAP) | メール受信動作確認 | check_email_delivery_pop3 |
SFTP接続監視 | SFTPサービス接続確認、応答時間 | check_sftp |
TCPポート接続監視 | 任意ポートのTCP接続確認 | check_tcp |
SSHサービス監視 | SSHサーバー接続確認 | check_ssh |
PING監視 | ICMP Echo Requestでの死活監視 | check_ping |
LDAPサービス監視 | Active Directoryの接続、応答確認 | check_ldap |
CheckmkのWebGUIでは、上記アクティブチェックの設定であれば非常に簡単に設定できます。監視対象ホストに対してサービスを選択し、必要に応じてパラメータ(接続先アドレス、ポート番号、しきい値など)を入力して保存するだけです。Nagiosでスクリプトベースで行っていた作業も、ChekmkではGUI操作で全て完結できるため、より安全かつ効率的な運用が可能になります。
上記に記載のないNagiosプラグイン、独自のプラグインはインポートして使用することが可能ですので、検証などの際は以下記事をご参照ください。
まとめ
Checkmkのアクティブチェックでは、ユーザー視点でのサービス状況の接続可否や応答時間を監視できる機能を取り揃えています。Nagiosプラグインを基にしているものも多く、移行後も安心してお使いいただけるかと思いますので移行を検討の方も是非こちらの記事でご確認ください。
Checkmkにご興味のある方は、以下のリンクから弊社までお問い合わせください。
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