本記事ではAllied Telesis AT-TQ7403を例に、Checkmkでどのような監視が可能かをご紹介します。
文:ジュピターテクノロジー とぐち
※この記事に掲載されている製品またはサービス名称等は、各社の商標または登録商標です。
はじめに
スイッチやルーターと同様、本機器もCheckmkの標準機能であるSNMP監視を行います。
前提として、監視対象であるWi-Fi APの設置、ネットワーク設定は完了していることとします。Checkmkは監視対象と通信可能なものとし、AT-TQ7403の有効化をおこなってください。
【バージョン情報】
AT-TQ7403 : version 10.0.5-0.2, AT-TQ7403
Checkmk : 2.4.0p12
機器側での事前設定
Wi-Fi AP側の管理画面から予めSNMPを有効化してください。バージョンやコミュニティ名など、細かく入力していきます。
トラップ監視が必要な場合、タブ右の「トラップ設定タブ」を選択し、送信先のホスト・メールアドレスを入力してから保存してください。

以上で機器側のSNMP設定は完了となります。
SNMP監視結果確認
登録先として新規フォルダを作成、また既存フォルダを選択してホスト追加を行ってください。ホスト登録の手順詳細は、過去の記事「【Checkmkビギナーズガイド】(2)ネットワーク機器のSNMP監視」をご参照ください。
自動検出されたサービスの監視結果です。

標準(自動取得)項目
HOST-RESOURCES-MIB の値を中心に、以下の項目を自動取得することができます。
①リソース監視(CPU、ディスク、メモリ)



②インターフェイス(トラフィック・ポート確認)
インターフェイスサービスの監視内容は以下の通りです。

- ポート状態、UP/DOWN状態
- In/Outトラフィック量
- エラーパケット/破棄パケット
- 速度
インターフェイスごとにそれぞれ1サービスが作成されます。今回の監視結果ではVLANも含めて6個のトラフィックサービスが自動検出されました。Uplinkのポートのみ表示することも可能です。
③機器情報

④起動時間

ベンダーMIB項目
Checkmkでは、OIDを指定して監視することができます。標準MIBでは取得できない値などは、このOID監視の機能を使用して行います。
同時接続端末数
無線環境下では「現在どれだけの端末が接続しているか」として現在の接続端末数を監視するためのOIDを直接監視対象項目として追加設定することが効果的です。
【設定方法】
Nagiosプラグインのcheck_snmpというコマンドを使用していきます。モジュールはCheckmkに搭載済のため、何かをインストールしたりコンソールから設定する必要はありません。
GUI上から実行したいコマンドを指定することが可能です。以下は設定画面例です。(セットアップ>”サービス”>他のサービス>Nagiosプラグイン統合)

保存すると

一番下に、「Number of Connections」というサービスが作成されました。現在接続されている端末が無いため0となっていますが、複数人同時に接続すれば、カウントが上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はAllied Telesis製のWi-Fi APをCheckmkでSNMP監視し、実際の画面をもとに可視化できる項目を確認しました。
今回ご紹介した接続端末数の監視に限らず、必要に応じて他の情報も同様の手順でOIDを指定することで、監視項目を柔軟に拡張することが可能です。
無線環境を監視しておくことで、トラブルの切り分けや予防が格段に容易になります。Allied Telesis環境をより安定的に運用するための選択肢として、Checkmkによる可視化・統合監視をご活用いただければ幸いです。


