Syslogサーバーを導入する場合、皆さんはまず、どんなことから考え始めるでしょうか。
・どの製品にしようか
・Windowsサーバーに導入しようか
・仮想サーバーに導入しようか
・専用の機器を用意しようか
Syslogサーバーを導入するときには、考えることがいろいろあります。
今回はその中でも、Syslogサーバーをどのような形で導入するかに注目します。
ソフトウェアライセンスを購入してサーバー環境に構築する方法と、
必要なソフトウェアやOSなどを組み込んだ専用アプライアンスとして導入する方法です。
それぞれの導入方法には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
導入時の流れとあわせてご紹介します。
導入時の流れ

今回はWindows OS上にSyslogサーバーを導入する場合でご紹介します。
まず、製品とエディションを選定します。
現在利用している、または今後利用する予定のSyslog送信元デバイスの数や、想定される受信ログ量を確認し、それらを十分にカバーできる製品・エディションを選びます。
特に、平均的なログ量だけでなく、ピーク時にどの程度のログを受信する可能性があるかも考慮することが重要です。
現在のログ量だけでなく、将来的な機器の追加なども考慮し、余裕を持った受信性能の製品・エディションを選定しましょう。
製品によって、送信元数や受信性能、受信量などに制限が設けられている場合があります。製品選定時には、これらの仕様も確認しておきましょう。
ライセンス版の場合
ライセンス版の場合、導入するサーバーなどの環境を準備する必要があります。
既存環境や仮想環境の利用、サーバースペックを選べるなど自由度は高くなります。
但し、ソフトウェアのインストールやライセンス適用など、環境構築の作業が必要となります。
メリット
- 既存サーバーを利用できる
- 仮想環境などにも導入できる
- ハードウェアを自由に選択できる
- 自社のサーバー運用方針に合わせやすい
デメリット
- 動作環境の準備が必要
- OS・ソフトウェアのインストールが必要
- ライセンス適用や初期設定が必要
- 環境構築の作業が発生する
アプライアンス版の場合
アプライアンス版は何といっても、予め動作確認・初期設定を行った状態で納品され、手間が少ないことが挙げられます。しかしながら、ハードウェアのスペックなど自由度は低くなります。また、エディションに合わせてハードウェアが構成されているため、購入後に上位エディションへ変更できない製品もあります。
メリット
- ハードウェアとソフトウェアをまとめて導入できる
- Windows環境などの準備を自社で行う必要がない
- 予め動作確認・初期設定を行った状態で導入できる
- Syslogサーバー専用機として構成しやすい
デメリット
- ハードウェアを含めて導入するため、構成の自由度は低い
- 購入時に必要な性能を見極める必要がある
- ハードウェアの更改が必要になる
- ライセンス版と比べて導入費用が高くなる場合がある*
- 上位エディションへアップグレードできない場合がある
* ハードウェアを含めて導入するため、ライセンスのみを購入する場合と比べて、初期費用が高くなる場合があります。サーバーの準備や構築にかかる作業・工数なども含め、導入全体の費用を比較検討することをおすすめします。
どちらが良いか迷ったら
ライセンス版とアプライアンス版がありますが、現在利用している、または今後利用する予定のサーバー環境や運用方針にどちらが合っているか、という観点で選ぶことが重要です。
| こんな場合 | 向いている導入方法 |
| 既存Windowsサーバーを利用したい | ライセンス版 |
| 仮想環境に構築したい | ライセンス版 |
| 自社のサーバー構成に合わせたい | ライセンス版 |
| Syslog専用サーバーとして導入したい | アプライアンス版 |
| サーバーを別途用意する手間を減らしたい | アプライアンス版 |
| ハードウェア+ソフトウェアをまとめて導入したい | アプライアンス版 |
| ログ量・送信元数が増える可能性が高い | 容量を確認して選択 |
| 将来的な構成変更の自由度を重視 | ライセンス版 |
おわりに
弊社取り扱いのWindows版Syslogサーバー「Syslog Watcher」では、ソフトウェアライセンスによる導入に加え、専用アプライアンスによる導入も選択できます。
既存のサーバー環境や仮想環境を活用したい場合、専用のSyslogサーバーとして導入したい場合など、お客様の環境や運用方針に合わせて導入方法を選択いただけます。
今回はSyslogサーバーをライセンス版とアプライアンス版で導入するときの違いについてご紹介しました。
皆様のSyslogサーバー導入時の参考になりましたら幸いです。


