データ容量の懸念
Ekran(エクラン)は Windows / Linux に対応する操作ログ記録製品で、ユーザーの GUI 操作画面を画像でそのまま記録します。
GUI 操作をテキストログではなく、画像で記録(録画)することは理にかなっています。
しかし多くの方は、多量の画像が作成されるため、データ容量が膨大になるとの懸念を持たれるでしょう。
動画 VS 等間隔静止画 VS 操作連動静止画
録画を行う方式には、[動画]、[等間隔の静止画]、[操作に連動する静止画]の3方式が考えられます。
Ekranは[操作連動静止画]によりスクリーンショットを撮ることで、ユーザー操作の再現性とデータ量の削減を両立させています。
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[動画]
操作録画製品で一般にみられる方式です。
等間隔静止画と基本的には同じ方式ですが、1秒間に20枚とか30枚といった高頻度で静止画を取得する場合、これは動画と呼ばれます。
ユーザー操作のタイミングを外さずにすみますが、データ量が膨大になる恐れがあります。
[等間隔静止画]
操作録画製品で一般にみられる方式です。
ユーザー操作とは関係なく、指定秒数に1回、静止画を取得します。
データ量を少なくできますが、ユーザー操作と画面取得のタイミングが一致することは稀ですから、再生してもユーザーの操作を理解できない恐れがあります。
[操作連動静止画]
Ekran が採用する方式です。
- ユーザーがマウスをクリックしたタイミングに合わせて画面のスクリーンショットを撮ります。
- ユーザーがキーボードを打鍵しているタイミングに合わせて画面のスクリーンショットを撮ります。
※キー押下1つ1つで画面取得すると取得しすぎですから、間引きを行います。
※画面とは別にキーロガー機能がキーストロークを取得しますから、入力内容は正確に記録されます。
ユーザー操作と画面取得のタイミングが一致する上、ユーザー操作のないときは画面取得は行われません。
少ないデータ量でユーザー操作を記録できます。
(同時に監査時の再生に要する時間も効率化されます。)
画面差分の記録
画面の画像化・保存時には、1枚の画像を圧縮するのみではなく、前の画面との差分も利用します。これにより毎回全画面を保存する場合と比較してデータ量を圧縮します。
減色 / 文字つぶれ回避
データ量の目安
- 画面を画像として取得(解像度、マルチモニタの影響を受ける)
- 操作連動静止画(ユーザー操作の頻度の影響を受ける)
- 画像圧縮(圧縮に適した画像かどうかの影響を受ける)
- 画面差分記録(画面の変化の程度の影響を受ける)
- 減色 / 文字つぶれ回避
まとめ
しかし、Ekran は、[操作連動静止画]、[画面差分記録]といった特徴的な工夫により、データ量を削減しながら、ユーザー操作の再現性を損なわないという、矛盾する要求を両立させています。
製品リンク他
Ekran の製品情報はこちらをご覧ください。
https://www.jtc-i.co.jp/product/ekran/ekransystem.html
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