外でも使えるWebフィルタリング WebTitan OTGの運用について Windows編

はじめに

WebTitan Cloudは、導入が簡単ですぐに始められるWebフィルタリング製品です。建物内での運用はグローバルIPアドレス(インターネットに接続する際に利用するIPアドレス)と、DNSサーバーアドレスがあれば、すぐに開始できます。

もし、持ち出し端末でもWebフィルタリングを実施したいと考えた場合は、端末にエージェントであるWebTitan OTGをインストールすることで、どこにいても、どんなネットワークに繋いでも、Webブラウザに依存することなくWebフィルタリングをすることが可能です。今回は、Windows端末へのインストール手順をご紹介します。

WebTitan OTGをインストールすると、WebTitan Cloudがユーザー名と端末名を認識できるようになるため、いつ、だれが、どのWebページでブロックされたかをレポートに反映させることが可能です。

本記事には、「OTG1」と「OTG2」の二種類のOTGが掲載されています。OTG1はコマンドを使用したインストール、OTG2は一斉インストールに対応したエージェントとなっております。

WebTitan OTGのインストール手順

WebTitan OTGをWindowsにインストールする手段は二種類あります。

Microsoft Intuneを使用した一斉インストール

WebTitan OTGは、Microsoft Intuneの一斉インストールに対応しています。

※Windowsは、Microsoft Corporationの登録商標です

1.所定のWebサイトから、「setup.msi」をダウンロード

2.Microsoft Intune管理センター(Microsoft Endpoint Manager)へアクセス

3.サイドバーのメニューから 「アプリ」 を選択

4.すべてのアプリを選択し、 「追加」を選択

5.「アプリケーションの種類の選択」メニューから「基幹業務アプリ」を選択

6.「アプリの追加」ウィンドウで 「アプリパッケージファイルの選択」 をクリック

7.「ファイルの選択」に、「setup.msi」を適用

8.発行元に「TitanHQ」 「コマンドライン引数」に、OTG2のインストールスクリプトを入力

スクリプト例:/qn /passive /L* installer_log.log RPC_URL=https://wtc5.webtitancloud.com:7771 INSTALL_KEY=00000z0z-0zz0-0000-zz0z-0zz000z0z LOCATION_NAME=Intune-rollout PREFER_MASTER_CONFIG=true

必須パラメーターは、「RPC_URL」と「INSTALL_KEY」です。「RPC_URL」はWebTitan Cloudの接続URLで、「https://wtc5.webtitancloud.com」となります。「INSTALL_KEY」はWebTitan Cloudの管理ページで設定から取得できます。「00000z0z-0zz0-0000-zz0z-0zz000z0z」は例です。「INSTALL_KEY」の取得方法は、下部説明をご覧ください

その他インストールパラメーターはWebTitan Cloud管理者ガイド 152ページをご覧ください。

9.「割り当て」ページを選択

10.グループの追加をクリックして、アクティブディレクトリからグループを選択

以上で、WebTitan OTG2 for Windowsが選択したユーザーに配布されます。必須ではありませんが、インストール後にマシンを再起動することをお勧めします。

サイドバーメニューの「モニター」と「デバイスのインストール状態」をクリックすると、展開の進捗状況を確認することができます。

「INSTALL_KEY」の確認方法

WebTitan Cloud管理者ページへログイン

「設定」→「アカウント」から「OTGインストールキー」を選択

コマンドを使用したインストール

インストール対象端末に管理者権限を持つユーザーでログインして行って下さい。

1.所定のWebサイトからWindows OTG1インストールファイル(setup.msi)をダウンロードし、ローカルフォルダーに配置

2.コマンドプロンプトを起動し、setup.msiファイルと同じディレクトリに変更

3.以下のサンプルに基づいてコマンドスクリプトを作成します。必須パラメーターは、「WTC_SERVER_URL」、「DNS_RESOLVER」、「CUSTOMER_EMAIL」、「CUSTOMER_PASSWORD」です。

サンプルコマンド setup.msi/quiet /qb WTC_SERVER_URL=http://wtc5.webtitancloud.com:8080 DNS_RESOLVER=1.2.3.4 CUSTOMER_EMAIL=docs@titanhq.com CUSTOMER_PASSWORD=iXdrEPx32a

必須パラメーターは、「RPC_URL」、「DNS_RESOLVER」、「CUSTOMER_EMAIL」、「CUSTOMER_EMAIL」です。「RPC_URL」はWebTitan Cloudの接続URLで、「https://wtc5.webtitancloud.com」、「DNS_RESOLVER」は購入後に通知されるWebTitan CloudのDNSサーバーアドレス、「CUSTOMER_EMAIL」は購入時に登録したEメールアドレス、「CUSTOMER_PASSWORD」は購入後に配布されるパスワードとなります。

※詳細なパラメーター説明は、WebTitan Cloud管理者ガイド 117ページをご覧ください。

インストールする際、WebTitan Cloudログイン資格情報をパラメーターとして提供する必要があります。これらのパラメーターはエンドポイントには保存されません。インストールエラーが発生した場合は、パラメーターの確認と合わせて、「空白」や「,」をご確認ください。

4.コマンドを実行して、インストールは完了です。

インストール結果を確認する方法

WebTitan Cloud管理者ページへログイン

「設定」→「ロケーション」から「ローミング」を選択して、インストールし端末名が表示されている事を確認

以上で、外で使えるWebフィルタリング WebTitan OTGの運用について Windows編を終わります。ご不明な点、ご用命などございましたら、以下URLよりお気軽にお問い合わせください。

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