【販社様向け】「顧客にWebフィルタリングの必要性を確実に理解してもらうには」6回目(全11回)

2022年2月16日更新

こんにちは。ジュピターテクノロジーでWebフィルタリング製品を担当している太田です。

前回から引き続き、Webフィルタリング製品「WebTitan Cloud」の販売ヒントになりそうな情報をご案内させていただきます。

今回は第6回「顧客にWebフィルタリングの必要性を確実に理解してもらうには」です。

 

 

 

 必要性がなかなか伝わらない…。

 

「アンチウイルスソフトがあるから、Webフィルタリングは入れなくても大丈夫なんじゃないの?」


「大切なのは分かったけど…今買わなきゃダメですか?今期は予算がついていないので…」

 

「いやいや、必要なので買ってください!」とお伝えしてお客様が買って下さるならいいのですが、こういった場合は大抵「Webフィルタリング製品の検討は次の機会に…」と伸びていきますよね。セキュリティ対策製品は無料ではありませんし、特に、一度もセキュリティ事故が起こっていない組織やお店の場合は、その傾向が強いように感じられます。

対策は「明確な数字を出す」!

 

まずは、お客様にWebフィルタリングサービス必要性を強く認識していただく必要があります。その際は、「明確な数字」を出すとWebフィルタリングの必要性を良くご理解いただけることが多いです。

 

WebTitanCloudが採用しているURLデータベース会社Zvelo(ゼベロ)によると、マルウェア等が仕込まれたWebページは24時間の間に6も生まれています。

この中には、悪意を持った人間が1から作り上げたWebサイトもあれば、悪意を持った人間に改ざんされたWebサイトも含まれます。改ざんされたWebサイトは、ユーザーが訪問するだけでマルウェアをインストールさせようとする非常に危険なものもあります。

24時間に6万件ということは、1ヵ月で約1801年で約2190のマルウェアをインストールさせようとするWebサイトが世界中で生まれていることになります。しかも、Zvelo社はユーザーが訪れるWebサイトである「アクティブウェブ」を厳しくチェックしていることで有名です。ということは、誰かが訪れる可能性が高いWebサイトの中に、これだけの危険なWebサイトが生まれているんですね。
 
日本人が訪れやすいWebサイトをZveloDBの情報から単純計算したところ、日本人の周りで1年で約1752マルウェアをインストールさせようとするWebサイト生まれているという計算になりました。自分たちの周りにこれ程大量の危険なWebページが存在している中で、各組織はインターネットを使用して業務をしている、ということになります。

 

今や、大手企業の情報部門ですらお手上げ宣言

 

Webサイトの改ざん被害も後を絶ちません。今や市町村のWebサイトだけでなく、カード情報を入力するようなオンラインストアや、信頼できるはずの大手企業のWebサイトにも改ざん被害が出ている状況です。

ユーザーの目からはどのWebサイトが脆弱性を持っているかを判断する事は難しく、いつ、どこで、どのようにマルウェアが仕込まれたWebサイトに引っかかるかわからないのが、改ざんの恐ろしいところです。すでに、大手企業の情報部門ですら「著名なハッカー集団に狙われたら終わりだ。ハッキングされた後、どう迅速に復旧させるかが重要」と乗っ取られた後の復旧速度を重要視しています。

そんなご時世ですから、機密を扱う端末だけでもWebフィルタリングをしておかないと非常に危険と言えるでしょう。

 

令和に入って増加を続ける不正送金被害

 

昨今話題となっている不正送金も、SMSやEメールに記載されていたフィッシング詐欺ページに繋がるURLに誘導されて情報を入力してしまったり、改ざんされたWebサイトにアクセスしてしまい、情報を流出させるマルウェアであるスパイウェアが端末に不正にインストールされてしまった事例が多くを占めています。

今や不正送金被害は、自分で口座の情報を入力してしまうだけではありません。スパイウェアによって端末に保存していた口座へのアクセス情報が盗み取られ、 悪意のある人間に口座情報が送信されてしまう事もあるのです。

怪しいWebページは疑って!と口頭で注意喚起をしていればよかった時代は終わりました。Webサイトのフィルタリング、メールフィルタリング、不正な操作記録の監視・アラート発布等、複数の防御対策を実施する必要があります。

 

 

以上で今回の内容を終わらせていただきます。

次回は>「〇日までにリプレースしたいんだけど…」について書かせていただきます。

 

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

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