Orionマップ 階層化で問題解決を加速!

弊社取扱い製品であるネットワーク統合監視アプリケーションSolarWinds Network Performance Monitor(以降、NPM)の1つの機能であるOrionマップの階層化機能について説明します。

  • 全拠点の状況を一見で確認したい・・・
  • 問題があればエリア毎に、拠点毎に、フロア毎に確認したい・・・
  • 問題のデバイスをドリルダウンで探しやすくしたい・・・
  • つまり問題解決を加速したい・・・

ネットワーク統合監視アプリケーションNPMにはOrionマップという機能があり以下が実現可能です。

  1. ネットワークデバイス間の接続を自動的に視覚化するマップ
  2. グローバル監視~拠点監視~フロア監視 階層化マップ

今回は 「2. グローバル監視~拠点監視~フロア監視 階層化マップ」 について説明します。

階層化マップでどんな表示ができるのか?

階層化マップでは全社~拠点~フロアなど各々のマップを階層化しドリルダウンして表示します。

まずはSolarWinds社のデモサイトを例に階層化機能でどのような表示になるか一例を紹介します。

SolarWinds NPMデモログイン

https://oriondemo.solarwinds.jp/Orion/Login.aspx

guest/guestになっているのでそのままログインします。

するとOrionデモサイトにログインしますとポータル画面が現れます。
右側にグローバルサイトのマップが現れます。

NPMグローバルサイトのマップ

 世界地図上で米国、欧州、アジアの各エリアの状態が一目でわかるようになっています。

●警告:米国
●注意:欧州、アジア

それでは 警告:米国 をクリックしてみましょう。

NPMマップLOSA

今度は米国地図上で5か所の拠点の状態が一目でわかるようになっています。

●警告:3か所
●注意:1か所

●正常:1か所

ここでは ●LOSA(ロサンゼルス) の状況を確認してみましょう。●LOSA にフォーカス コマンドリストを表示して 『マップ表示』をクリック または 右側リストの LOSA Network をクリックします。

ロサンゼルスオフィスのネットワーク機器、サーバー、ストレージ等の各デバイスがイラストで表示され接続も分かります。(トポロジ―マップ)
右側に各デバイスのリストが表示されます。各デバイスの状態が色で判別できます。

いくつか ●注意 のデバイスがあるようです。

右側のリスト表示が ●LOSA-2821-WAN の構成要素のリストなります。
濃赤>赤>黄色>緑色 の順に表示されます。濃赤は致命的状態を示します。

Fan3、Fan が濃赤になっています。Fan3 をクリックしてみましょう。

デバイスを特定したらサマリー表示で状態確認

NPMサマリ

LOSA-2821-WAN のサマリー表示なります。
ノードステータスを確認します。

ノードはWarnin​gです、
ハードウェア​全体の状態(ノード)「Overall Hardware Status」の状態: Warning。   

ハードウェア(Overall Hardware Status)にワーニングがあります。
LOSA-2821-WAN のマシンタイプは Cisco 2821 (統合型ルータ) です。
同じ画面の下の方にハードウェアヘルスの画面があります。

Fanは3つあるようです。
Fan3はCRITIALで濃赤になっていました。Fan1,Fan2は緑色なので正常のようです。
Fan3 をクリックして詳細を見てみましょう。

NPMファンの回転数

Fan3の回転数のグラフが現れます。0 rpm なのでFanが回転していません。
Fan3の実機確認が必要です。
3つのFanのうち1つが止まっていますので温度が心配です。ハードウェアヘルス画面のTemperatureは緑色なので正常です。

それでは ●chassis (シャシー:筐体) をクリックして温度を確認してみましょう。

NPM筐体の温度

温度グラフが現れます。温度は105℉(約40℃)で問題ないようです。
Fanの1つが止まっても正常範囲のようです。ですが更に故障すると危険です。
Fanは駆動部品のため故障率が高いのでFan3を交換するのが望ましいと言えます。

注意:デモのため、実際にFan3が故障しているかどうかは不明です。

ここまでははSolarWindsのデモ画面において世界地図~米国地図~ロサンゼルスの順でドリルダウンして紹介しました。

フロアマップに配置してロケーション確認

Orionマップでは日本地図、社内のレイアウト図などの任意の画像ファイルを取り組むことでお客様に合わせた階層化マップを作成することが可能です。

特にオフィスレイアウト図にデバイスを配置することによりロケーションを視覚化することができます。

残念ながらSolarWindsデモではマップを作成することはできませんのでマップ作成の詳細につきましてはこちらまでお問合せ下さい。

おおよそ下記のような流れとなれます。

  1. フロアマップ作成:各デバイスをフロアマップ上に配置
  2. 拠点マップ作成:各フロアマップを配置して作成
  3. 全国マップ作成:日本地図上で各拠点マップを配置して作成

マップのイメージ例

全国マップ

国内マップ

拠点マップ

フロアマップ

フロア毎のステータス

フロアマップ

マシンルームにネットワーク機器、サーバーが多数配置されていることが分かります。
フロアスイッチの位置も確認できます。

さいごに

今回はネットワーク統合監視アプリケーションSolarWinds社 Network Performance Monitor(NPM)の1つの機能であるOrionマップの階層化機能について説明しました。

Orionマップの階層化によりマクロ視点~ミクロ視点までドリルダウンして確認できるのでシステム管理者、ネットワーク管理者の皆様には非常に有効な機能になるものと思います。

NPMはSolarWinds社Orion プラットフォームの1製品です。NPMにはOrionマップ以外にたくさんの機能があります。

またOrion プラットフォームにはNPM以外にもいくつかの製品があります。

SolarWinds社の製品にご興味のある方は、以下のリンクから弊社までお問い合わせください!

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