読了時間:5分
この記事はFrameFlow社の公式ブログを翻訳したものです。原文はこちら (内容を一部変更しています)。
FrameFlowインターフェイスのご紹介
FrameFlow のダウンロードが完了したら、インターフェースの操作を始めましょう。セットアップが完了すると、以下の画面が表示されます。この画面では、FrameFlow のライセンス情報、バージョン番号、使用状況、デバイス数の上限などがすぐに確認できるようになっています。画面右側には、FrameFlow の最新バージョンのリリースノートが表示されます。

左側のサイドバーは、操作の中心となるナビゲーションエリアです。ハンバーガーアイコンを使用することで、このセクションをアイコンのみ、アイコン+タイトル、アイコン+タイトル+説明の3通りに切り替えることができます(下のGIF参照)。初めのうちは説明付きで表示しておくと、FrameFlow に早く慣れる助けになります。

FrameFlowの各主要セクション
ここでは、FrameFlowインターフェースの各主要セクションの役割について簡単にまとめます。
ヘッドクォーターズ
ネットワークとシステムの状態を常に把握するため、システム管理者には現在アクティブなアラートの一覧を一元的に確認できる場所が必要です。ヘッドクォーターズセクションは、ネットワーク上のすべての接続されたデバイスに関する情報をリアルタイムで集約するハブとなります。ここでは注意が必要な項目の最新リストを確認できます。また、このセクションではアラートの抑制や再開が行えるため、最も緊急な問題に集中し、それ以外の事項は後で対処することが可能です。
サイト
「サイト」やマルチサイトモードの詳細については、この30日間のプログラムの後半で取り上げます。どうぞお楽しみに!
ダッシュボード
「ダッシュボード」セクションでは、監視環境の状況を詳細かつインタラクティブに可視化するためのツールが提供されています。現在のアラートに特化した要素、イベントモニターの結果、グラフ、ダイアグラムなど、20以上のインタラクティブなダッシュボード要素を自由に組み合わせて利用できます。システムの状態を示す美しいダッシュボードを作成し、ITチームの本部に表示することも可能です。また、ユーザーやチームごとに、その担当業務に関連する情報だけを集めた個人用ダッシュボードを作成することもできます。
ネットワークデバイス
「ネットワークデバイス」セクションでは、FrameFlowで監視対象となっているデバイスの閲覧・編集・削除が行えます。最初のネットワークデバイスの追加方法については明日解説します。一度デバイスをFrameFlowに追加すれば、それらの監視が開始され、現在および過去の状態に関するアラートや情報を受け取れるようになります。
イベントモニター
ネットワークデバイスを追加したら、次に必要になるのがイベントモニターです。イベントモニターは定期的にタスクを実行してシステムの健全性をテストします。帯域幅、接続速度、ドライブの空き容量など、多岐にわたる項目を測定するようにイベントモニターを設定できます。イベントモニターの種類は100以上あり、それぞれがあらゆるタイプのネットワークデバイスで発生し得る特定の状態を監視するように設計されています。
イベント履歴
「イベント履歴」セクションでは、時間経過に沿ったイベントモニタリング結果の一覧を確認できます。このツールはネットワークデバイスのパフォーマンス履歴を追跡し、アラート発生前やパフォーマンス低下前にどのような状況があったのかを理解するのに役立ちます。さらに、イベント履歴のデータを使用して、システムにおける正常値のしきい値を設定することも可能です。例えば、あるネットワークデバイスが意図的に使用可能なメモリを100%消費するケースがあるとします。イベント履歴セクションでそれに気付いたら、その状態に関するアラートは無視しても問題ないと判断できます。そして、それに応じて監視設定を調整することもできるでしょう。
チケット
FrameFlowには、アラート対応の過程で行った更新や設定変更を管理者が記録し、チケットとして割り当てることができる組み込みのチケットシステムも備わっています。これにより、複数のシステム管理者が最新のシステム変更内容、それを誰が行ったのか、そしてなぜ行われたのかを把握できます。また、チケットには1から10までの範囲で優先度を設定できるため、重要度に基づいてチケットを振り分ける(トリアージする)ことも可能です。
レポート
FrameFlowには「レポート」セクションがあり、各種IT監視レポートを自由にカスタマイズして作成できます。ここでは、イベントモニターやデバイスの日常の稼働状況について、最新のレポートを確認できます。FrameFlowにはデフォルトで以下の5種類のレポートが用意されています。
- CPU使用率
- メモリ使用量
- ディスク使用量
- Ping応答時間
- 帯域幅
また、独自のカスタムレポートを作成することもできます。
ツール
FrameFlowの「ツール」セクションには、サブスクリプションまたはライセンスに含まれる追加サービスが用意されています。ここから、API、FrameFlowのタスクバー通知ツール、リモートノード設定ツールをダウンロードできます。また、管理履歴やデバイス検出機能、FrameFlowに統合されたSNMPブラウザにもアクセスできます。
設定
「設定」セクションでは、システム設定の表示および変更が可能です。ここでは、認証プロファイル、ユーザーアカウント、通知設定などの管理を行えます。
サポート
メニューの一番下にある「サポート」リンクをクリックすると、FrameFlowのナレッジベースサイト(サポートサイト)にアクセスします。ここでは、各イベントモニターの技術ドキュメントや一般的な問題のトラブルシューティングに関する記事を参照できます。
まとめ
これでインターフェースの各主要セクションについて少し理解できました。Day3のレッスンの前に、時間を取ってインターフェースをさらに探索してみてください。今後のレッスンでは各セクションを詳細に見ていきますが、事前にレイアウトに慣れておけば操作がよりスムーズになるでしょう。
お問い合わせ
FrameFlowにご興味を持たれた方は、以下のリンクからお気軽にお問い合わせください。