【FrameFlowを30日で習得】Day3: ネットワークデバイス

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この記事はFrameFlow社の公式ブログを翻訳したものです。原文はこちら (内容を一部変更しています)。

ネットワークデバイスセクションと整理方法

今回は、FrameFlow構成にネットワークデバイスを追加してみましょう。
まず、左側のサイドバーメニューから「ネットワークデバイス」セクションに移動します。まだネットワークデバイスは接続されていませんが、FrameFlow ではネットワークデバイスの整理を始めるための「推奨デバイスグループ」が3つ表示されているのが確認できます。これらの推奨グループを必ず使う必要はありませんが、ネットワークデバイスを追加していく中で作業スペースが散らからないよう、早い段階で整理構造を取り入れることが大切です。さらに、ネットワークデバイスをカテゴリ別に分類し、デバイスタイプを割り当てることで、タイプごとのデータや設定が有効になる場合もあります。

デバイスの新規追加

「ネットワークデバイス」セクションで、先ほど触れた3つのデフォルトグループの上にある「Network Devices」グループをクリックしてください。するとメニューが表示されます。そのメニューから「ネットワークデバイスの追加(Add Network Device)」を選択します。すると、新しいウィンドウが開き、デバイス名またはIPアドレスを入力し、ドロップダウンリストからデバイスタイプを選択できるようになります(下のGIF参照)。
現時点では、これら2つの設定項目の下に表示されている「プロファイルオプション」については気にしなくて大丈夫です。このオプションについては、30日間プログラムの中で後ほど詳しく説明します。

デバイスの検出

何百台、何千台ものネットワークデバイスを保有する組織にとって、デバイスを手動で1台ずつ追加するのは現実的ではありません。そのため、FrameFlow には環境内で検出された新しいネットワークデバイスを自動で取り込む「デバイス検出(Device Discovery)」という機能が用意されています。このデバイス検出の設定は、左側のサイドバーにある「ツール(Tools)」セクションからアクセスできます。ここでは、スキャンしたい IP 範囲を入力し、名前の付け方を選択したら、スキャンを開始するだけです。スキャンが完了すると、検出されたデバイスの一覧が表示され、その中から追加したいデバイスを選ぶことができます。


ただし、デバイス検出ツールは単に ping リクエストでデバイスを見つけるだけではありません。「Method(方法)」のドロップダウンメニューからは、Active Directory を使ったスキャンや、SNMP を使ったスキャンを選択することもできます。Active Directory スキャンでは、ADに登録されている Windows デバイスを取り込むことができ、SNMP ベースのスキャンでは、ネットワーク上の SNMP 対応デバイスを検出するのに役立ちます。自分の環境に合ったスキャン方法を選択したら、必要な情報を入力して「Start Scan(スキャン開始)」を押すことで、それぞれ順番にスキャンを実行できます。スキャンが完了すると、検出されたデバイスは以下のように一覧で表示されます。


あとは、一覧の中から追加したいデバイスを選択し、不要なものはスキップするだけです。

イベントモニターの検出

もしあなたの環境に新しいネットワークデバイスが継続的に追加される場合、便利なデバイス検出ツールでも毎回手動で実行するのは現実的ではありません。そこで、FrameFlow ではさらに一歩進んだ自動化として、専用の「ディスカバリーイベントモニター(Discovery Event Monitors)」を提供しています。このイベントモニターは、デバイス検出ツールとは別に、定期的なスケジュールで動作し、指定した環境を自動でスキャンして新しいデバイスを探し出します。それぞれのディスカバリーイベントモニターは特定のデバイスタイプに特化しており、pingSNMPActive Directory 経由での検出が可能です。さらに、AWSAzureVMware 用の専用ディスカバリーイベントモニターも用意されており、クラウドや仮想環境での自動検出にも対応しています。


ディスカバリーイベントモニターの一覧を確認し、ご自身の監視目的に合ったものを選んでください。これらのモニターを追加しておくことで、将来的に手動でデバイスを追加する手間を省くことができ、大幅な時間の節約につながります。

まとめ

これで、手動および自動のデバイス検出を使ってネットワークデバイスを登録するためのツールが整いました。ここからは、すでにいくつかのネットワークデバイスが登録されている前提で進めていきます。Day4は、最初のイベントモニターを設定するための手順についてご紹介しますので、お楽しみに!

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