【FrameFlowを30日で習得】Day4: 最初のイベントモニター

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この記事はFrameFlow社の公式ブログを翻訳したものです。原文はこちら (内容を一部変更しています)。

最初のイベントモニター

FrameFlow には 100 種類以上の専門的なイベントモニターが用意されており、監視環境における最適でない状態を即座に検知してアラートを提供します。各イベントモニターには、監視目的に合わせた独自の設定が用意されています。この項目を読み終えたら、ぜひ一度、利用可能なイベントモニターに目を通し、自社にとって有益なものを把握しておきましょう。

今回は、シンプルながらも非常に重要な「Ping イベントモニター」の設定手順を見ていきます。まずは簡単な例から始めることで、他のすべてのイベントモニター設定に共通する基本原則を学びます。各モニターには個別の詳細チュートリアルも用意されているため、さらに詳しく学びたい場合はそちらをご覧ください。それでは、Ping イベントモニターの設定に戻りましょう。

Ping イベントモニターの設定

Ping イベントモニターを設定するには、まず FrameFlow の「イベントモニター」セクションに移動します。この作業を始める前に、少なくとも1つのネットワークデバイスが登録されている必要がありますので、事前にその準備ができているか確認してください。デバイスの追加手順については、Day3のセクションに記載されています。

「イベントモニター」セクションに入ったら、「Default Group(デフォルトグループ)」を右クリックし、「イベントモニターの追加(Add Event Monitor)」を選択します。表示される検索ボックスで「Ping イベントモニター(Ping Event Monitor)」を検索し、以下のように選択してください。


さあ、新しい Ping モニターの設定を始めましょう。最初のステップは、「デバイス選択ツール(Device Chooser)」を使って、1つ以上のネットワークデバイスを追加することです。「Ping イベントモニターの設定(Ping Event Monitor Settings)」のセクションには、モニターの動作を制御するための設定項目がいくつか表示されます。FrameFlow は、「Ping 回数(Ping Count)」で指定された回数だけ ping を実行し、「タイムアウト(Ping Timeout)」と「TTL(Time To Live)」の設定に従って、ping のテストを繰り返します。また、デバイス名を IP アドレスに解決できなかった場合に、どのレベルのアラートを受け取るかも選択することができます。


これらの設定の下には、さらに高度なオプションが用意されています。イベントモニターが取得した複数の ping サンプルの中から、平均応答時間や最大応答時間に基づいてアラートを受け取ることができます。また、ジッター(応答時間のばらつき)を監視するオプションもあります。
監視目的に応じて、必要な情報に基づいて各オプションを自由に有効・無効にしてください。


監視設定をニーズに合わせて構成し終えたら、次は監視スケジュールの設定に進みます。ここでは、イベントモニターを手動で実行するか、自動的に定期実行するかを選ぶことができます。Ping イベントモニターの場合は、数分おきに ping をサンプリングしてデータを収集し、ネットワークが常に正常に稼働していることを確認するのが効果的です。


上の画像のように、曜日や時間帯でのフィルタリングも可能です。これらの設定を使うことで、監視対象の日を指定したり除外したり、またイベントモニターを実行する時間帯を設定することができます。これらの設定をデフォルトのままにしておくと、この Ping イベントモニターは 24時間体制で5分ごとに実行されることになります。

通知の設定
「通知(Notifications)」セクションでは、ひとまず 「1: イベント履歴に記録(Write to Event History)」 を選んでください。通知プロファイルについては、また後日説明します。

イベントモニターの結果確認

イベントモニターの設定が完了したら、Ping イベントモニター設定画面の一番下までスクロールし、「変更を保存(Save Changes)」 をクリックします。すると、選択したスケジュールに従って、イベントモニターが即座に監視を開始します。Ping モニターの [ステータス] セクションに移動すると、現在の状態や最新の監視結果を確認することができます。


以下のGIFの結果を詳しく見てみましょう。ご覧のとおり、イベントモニターの結果には、イベントモニターのステータス情報と、すべてのチェック結果が含まれています。


イベントモニターの結果は、モニターが実行されるたびに生成されます。過去の結果は、ステータスセクションの隣にある[イベント履歴]タブで確認できます。

まとめ

今後さらに高度な監視のトピックに進んでいく中で、現在使用しているよりも高いレベルのセキュリティが必要になります。Day5とDay6は、FrameFlowインスタンスとそのデータを保護するために、セキュリティと認証を最適化する方法をご紹介します。

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