本記事は2025年9月24日に公開したものをアップデートしたものです。
本記事では、ネットワーク監視ソフト「PRTG Network Monitor」(以下PRTG)の、バージョンアップ方法を紹介します。PRTGはオンライン・オフラインどちらの環境でも利用可能です。オンライン環境なら自動アップデート、オフライン環境でもインストーラーを順に実行するだけで簡単にアップデートできます。
オンライン環境でのバージョンアップ手順
手順は、Webインターフェイスにて、数回選択するだけです。
上部メニューから「設定」を選択。

「PRTGのステータス」から「自動アップデート」を選択。

「アップデートステータス」から「アップデートをインストールする」を選択します。

バージョンアップの注意点
1.アンチウイルスソフトやセキュリティソフトは、バージョンアップを妨げる場合があるため事前に停止してください。
2.現在のバージョンによっては中間バージョンを経由する必要があります。自動アップデートでは自動的に中間バージョンまでのバージョンアップを実行します。最新バージョンに到達するまで、自動アップデートを繰り返し実行してください。
3.バージョンアップ中は監視機能が停止し、サーバーが予告なく再起動する場合があります。
リモートプローブ使用時やクラスター構成の場合
1.バージョンアップ完了後、リモートプローブおよびフェイルオーバーノードのバージョンアップが自動的に実行されます。
2.中間バージョンを経由する場合は、リモートプローブおよびフェイルオーバーノードのバージョンアップ完了を確認してから、次のバージョンアップを実行してください。
オフライン環境でのバージョンアップ手順
手順は、インストーラーを入手して順番に実行するだけです。なお、現在のバージョンによっては、中間バージョンを経由する必要があります。
現在のバージョンの確認
下図のように、Webインターフェイス画面左下に現在のバージョンが表示されます。

アップデート順序と中間バージョンを確認
以下の表を見て、現在のバージョンが中間バージョンを経由する必要があるかを確認してから、インストーラーを準備してください。
※内容はブログ執筆時点の情報です。
| 現在のバージョン | アップデート順序 | 中間バージョン必要? |
|---|---|---|
| 26.1.116.1532以上 | 最新バージョンへ直接アップデート | いいえ |
| 25.4.112.1189以上かつ 26.1.116.1532未満 | 26.1.116.1532→最新バージョン | はい |
| 25.1.104.1906以上かつ 25.4.112.1189未満 | 25.4.112.1189 → 26.1.116.1532→最新バージョン | はい |
| 22.1.75.1594以上かつ25.1.104.1906未満 | 25.1.104.1906 → 25.4.112.1189 → 26.1.116.1532→最新バージョン | はい |
| 16.1.21.1924以上かつ22.1.75.1594未満 | 22.1.75.1594 → 25.1.104.1906 → 25.4.112.1189 → 26.1.116.1532→ 最新バージョン | はい |
| 16.1.21.1924未満 | 16.1.21.1924 → 22.1.75.1594 →25.1.104.1906 → 25.4.112.1189 → 26.1.116.1532→ 最新バージョン | はい |
必要なインストーラーのダウンロード
オンライン環境のPCから、以下のダウンロードページにアクセスし、PRTGを選択します。
https://www.jtc-i.co.jp/support/download

上記で確認したアップデート順序に沿って、必要なインストーラーをダウンロードします。

インストーラーの実行
1.アンチウイルスソフトやセキュリティソフトは、インストールを妨げる場合があるため事前に停止してください。
2.入手したインストーラーをアップデート順序に従って、順番に管理者権限で実行します。
3.インストール中は監視機能が停止し、サーバーが予告なく再起動する場合があります。
リモートプローブを使用している場合
1.インストーラーの実行完了後に、自動的にリモートプローブのバージョンアップが実行されます。
2.中間バージョンを経由する場合は、リモートプローブのバージョンアップの完了を確認してから、次のインストーラーを実行してください。
クラスター構成の場合
1.クラスター構成時はマスターノードにてインストーラーを実行します。
2.インストーラーの実行完了後に、自動的にフェイルオーバーノードのバージョンアップが実行されます。
3.中間バージョンを経由する場合は、フェイルオーバーノードのバージョンアップの完了を確認してから、次のインストーラーを実行してください。
インストール完了後は、バージョンが正しくアップデートされているかを確認してください。バージョンは「PRTG Administration Tool」の「ログと情報」タブで確認できます。


バージョンアップ後の動作確認
Webインターフェイスにログインし、監視設定と結果を確認してください。
確認項目例:
・デバイスツリーの表示
・監視結果
・必要に応じて他のメニューや設定の確認
クラスター構成時の状態確認
Webインターフェイスにログインし、上部メニューの「設定」>「PRTG のステータス」>「クラスター状態」を選択してください。「状態」の表示がマスターノード、フェイルオーバーノードともに「接続完了」になっていることを確認してください。

フェイルオーバーノードのWebインターフェイスにアクセスできない場合
クラスター構成でPRTGをアップデートすると、設定や状況によっては、フェイルオーバーノードのサービスが起動せず、Webインターフェイスにアクセスできない場合があります。
しばらく待ってもこの状態が続く場合は、マスターノードおよびフェイルオーバーノードのOSを再起動し、Webインターフェイスにアクセスできることを確認してください。
フェイルオーバーノードへのログインに関する注意事項
デフォルトのユーザーとパスワードではログインできない
PRTG 21.3.70以降では、デフォルトの管理者ユーザー(prtgadmin)とデフォルトパスワード(prtgadmin)では、フェイルオーバーノードにログインできません。
パスワードを変更してもログインできなくなる場合がある
フェイルオーバーノードのPRTG Administration Toolで、prtgadminのパスワードを変更することでログインできます。
ただし、マスターノードとの同期処理により、変更したパスワードが使えなくなる場合があります。そのため、フェイルオーバーノードへのログインには、マスターノード上で管理者権限を持つ新しいユーザーアカウントを作成して利用することを推奨します。
フェイルオーバーノードにログインするためのユーザーアカウント作成
マスターノード上で、管理者権限を持つ新しいユーザーアカウントを作成してください。作成したユーザーアカウントはフェイルオーバーノードに同期されるため、そのアカウントを使用してログインできます。
まとめ
PRTGのバージョンアップは、事前に手順や注意点を確認しておくことで、スムーズに進められます。オンライン環境・オフライン環境の手順やクラスター構成時の注意点を確認し、運用環境に合わせてバージョンアップを実施してください。


