文:ジュピターテクノロジー そん
ここではSolarWinds IPAM(IP Address Manager) による企業内のIPアドレス管理について紹介します。
従来のIT運用ではIPアドレスをExcelファイルのような台帳で管理していると思います。しかし、ExcelファイルでIPアドレスを管理すると、以下のような面倒な課題があります。
- リアルタイムに変更が更新できない
- Excelでは使われていないはずのIPアドレスが使われていた
- 古い情報のまま更新されず
この結果、IPアドレスの管理が正確にできなくなり、IPアドレス管理から起因する障害が発生しても、原因の特定に時間がかかります。
IPAMの管理画面
IPアドレス管理を自動化できる「SolarWinds IPAM」では、以下のような管理画面でIPアドレスの使用状況などを簡単に可視化できます。
IPAMでIPアドレスの管理を始めるには
IPAMでIPアドレスの管理を始めるには、IPアドレス(サブネット)情報をIPAMにインポート(登録)します。
IPアドレスをIPAMにインポートする方法は3パターンです。
- ルータなどのネットワーク機器から検出(Discovery)
- Excelファイルでインポート
- 手動入力
IPアドレス(サブネット)をインポートすると、IPAMは各IPアドレスをスキャンしてステータスを更新します。
代表的なIPアドレスのステータスは以下です。
- Available 使用可能
- Used 使用済み
- Transient 一時使用
- Reserved 予約済み
上の画像のようにステータスごとにフィルターをかけたり、Last ResponseでIPアドレスが最後にいつ使われたかを確認できます。
最後に
今回は初めてSolarWinds IPAMでIPアドレス管理を始める方向けに、3つのIPアドレス登録方法をご紹介しました。効率的なIPアドレス管理ツールを探しの方は、SolarWinds IPAMをぜひご検討ください。
SolarWinds IPAMにご興味のある方は、以下のリンクから弊社までお問い合わせください。