文:ジュピターテクノロジー そん
この記事では、SolarWinds HCO(Hybrid Cloud Observability)に監視対象(以下:ノード)を追加後のグループとビュー設定について紹介します。
SolarWindsプラットフォームにおける「グループ」とは、監視対象のオブジェクトを集めたもののことです。例えば、同じ場所にあるノード、すべてのWANインターフェイス、ある特定の部署が所有するすべてのデバイスなどをグループ化することができます。また、Windowsサーバー、SQLサーバー、Webサーバーなどの目的でグループ化することもできます。グループ化したら、そのグループに対してアラートやレポートを作成したり、アクセスを制限したりすることができます。
グループの作成
SolarWinds HCO Webコンソール上段の「設定」 – 「すべての設定」 – 「ノード&グループの管理」 – 「グループを管理」 順にクリックして移動します。
次に「新規グループの追加」をクリックします。
グループ名を入力します。ここでは、「TOKYO」グループを作成します。
※1 ステータス ロールアップ モードは、ノードグループの可用性ステータスの表示方法を指定します。
詳細については以下のメーカーマニュアルを参照してください。
ステータス ロールアップ モード
TOKYO グループに追加したいノードを選択して、「グループに追加」後に、右下の「グループを作成」をクリックします。
※2:「グループ化基準」は、デフォルトで「ベンダー」となっていますが、「システム名」や「IPアドレス」に変更するとわかりやすくなります。
これで「TOKYO」グループが作成できました。
ビュー設定
次は、「TOKYO グループ」という専用のビュー(ページ)を作成します。
ビューとは、マップ、グラグ、サマリーリスト、レポート、イベント、その他リソースへのリンクを含む、ネットワーク情報の設定可能なページです。
このビューを作成しておくと、TOKYO グループの詳細ページをすぐに開くことができます。
SolarWinds HCO Web GUIメニュー上段の「マイ ダッシュボード」にマウスオーバーし、「⚙設定」をクリックします。
追加したい「メニューバー」の「編集」をクリックします。
「メニューバー」とは、上画像の「マイ ダッシュボード」下のホーム、ログ、ネットワーク などの一つ一つのメニューのことです。
今回はメニューバー(Admin)ホーム に「TOKYO」グループのメニューを作成します。
※メニューバー Admin は図5 マイダッシュボード の「ホーム」のところになります。
「編集 Admin メニューバー」の最下段にある「追加」ボタンをクリックします。
「新しいカスタム メニュー項目」で、「名前」と「説明」を入力します。
図8の「URL」欄について、
Webコンソール 上段の「設定」 – 「すべての設定」 – 「ノード&グループの管理」 – 「グループを管理」に移動し、TOKYO グループの「詳細を見る」をクリックします。
その後、「グループの詳細 – TOKYO – サマリー」ページのURL「/ORION/NetPerfMon~ 」をコピーして、「URL」 欄に入力して、OKをクリックします。
左側の「在庫あり」に作成できた「TOKYO グループ」を「選択項目」側にドラッグ・アンド・ドロップで移動して、送信をクリックします。
そうすると、「メニューバー : Admin」に「TOKYO グループ」が新しく作成されているこができます。
Webコンソールの「マイダッシュボード」にマウスオーバーすると、「ホーム」に「TOKYO グループ」が確認できます。
「TOKYO グループ」をクリックすると、すぐにグループの詳細 画面へ遷移することができます。
サマリーホームに「すべてのグループ」ウィジェットを追加
グループを作成すると、サマリーホーム画面にグループが一目で分かるウィジェットを使用できます。ウィゼットを追加するには、サマリーホーム画面の左上にある鉛筆マークをクリックします。
次に右上の「ウィジェットの追加」をクリックします。
利用可能なウィジェットから「すべてのグループ」を左のサマリーホームの方にドラッグ・アンド・ドロップで見やすいところに置きます。
次にウィジェットをおいたら、「編集の完了」をクリックします。
これでサマリーホーム画面に「すべてのグループ」ウィジェットが追加できました。
最後に
今回はSolarWinds Hybrid Cloud Observability(HCO)のグループとビュー設定について紹介しました。SolarWinds 製品にご興味のある方は、以下のリンクから弊社までお問い合わせください。