PRTGのコアヘルスセンサーが突然警告状態になり警告が消えないというお問い合わせをしばしば頂きます。原因としてコアヘルスセンサーのチャンネル「コード経過時間」が警告を出している可能性があります。
今回の記事ではこの警告状態の意味と対応方法を紹介します。
PRTGコアヘルスセンサーの警告について
- 警告の意味
PRTGはコアサーバーのヘルス状態を監視するため、インストール時にコアヘルスセンサーを自動的に追加します。
このコアヘルスセンサーのチャンネルの一つが「コード経過時間」です。
このチャンネルはPRTGが最後のアップデートから経過した時間を示します。
セキュリティと安定性、最新の機能を保持するためにPRTGの定期的なアップデートが推奨されています。
このチャンネルにはデフォルトで閾値が設けられており一定期間経つとアップデートを促す警告が出されるように設定がされています。
設定した覚えがないのに突然警告が出る事態になるようです。
警告が不要な場合は設定の変更をご検討ください。
- 対処方法
チャンネル「コード経過時間」のエラーが出た場合の対処方法は以下をご検討ください。
- バージョンアップをする
- プローブデバイス‐コアヘルスセンサーの閾値を変更する
バージョンアップをするとコード経過時間がリセットされ警告がなくなります。
(再び閾値を超えると警告は出ます。)
チャンネル「コード経過時間」の閾値を変更する方法です。閾値の値を大きく設定し警告が出るまでの期間を長くするか、閾値を設定せず警告を出さなくすることも可能です。以下は簡易手順になります。
簡易手順
- コアヘルスセンサーのチャンネル「コード経過時間」の歯車アイコンをクリックする。
- ラジオボタン「制限に基づいて警告を有効化」にチェックを入れ、警告上限(秒)に任意の値を入力する。または「制限無効」にチェックを入れ、閾値を無効にする(警告は出なくなるためご注意ください)。
以上です。
繰り返しになりますが、PRTGは定期的なアップデートが推奨されています。
アップデート内容の詳細については弊社のHPバージョンヒストリーに情報が載っています。ご参照ください。
URL:
https://www.jtc-i.co.jp/support/releasenote/releasenote_prtg.html