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この記事はFrameFlow社の公式ブログを翻訳したものです。原文はこちら (内容を一部変更しています)。
ダッシュボードについて
FrameFlow のダッシュボード(Dashboards)セクションには、監視構成を美しく、かつ分かりやすく図式化するためのツールがそろっています。25種類以上のダッシュボード要素を自由に組み合わせて、強力なイベントモニターから取得したデータをリアルタイムに表示することができます。ダッシュボードは、組織全体で共有するために大型モニターに表示したり、特定の社員やチーム向けに個別のダッシュボードを作成したりすることも可能です。
今回は、ダッシュボードの基本的な使い方を解説し、各パネルタイプに関する追加リソースへのリンクもご紹介します。最初にダッシュボードセクションを開いた際には、まだイベントモニターが設定されていないため、ダッシュボードは空の状態になっています。しかし、30日間のステップを進めていくうちに、必要なモニターが揃ってきますのでご安心ください。
ダッシュボードを新規作成するには
- 左側のメニューから「Dashboards」セクションを選択します。
- ツリー構造の一番上にある「Dashboards」項目を右クリックし、「Add New Dashboard(新しいダッシュボードを追加)」を選びます。
- すると、空のキャンバスが表示され、自由にレイアウトや構成をデザインできるようになります。
以下のGIFでは、新しいダッシュボードのセットアップ手順を示しています。

ダッシュボードのデザインは、表示したい情報に応じて完全に自由にカスタマイズできます。作成したダッシュボードを右クリックすると、パネルの追加、テーマや背景の変更、表示モード(フルスクリーン/非フルスクリーン)の切り替えなどが行えます。
そのメニュー内の「Finished Editing(編集完了)」をクリックすると、閲覧専用モードに切り替わります。再び編集したい場合は、いつでも右クリックして「Edit Dashboard(ダッシュボードを編集)」を選択することで、編集モードに戻れます。
なお、ダッシュボードのパネルに新しいデータが表示されない場合は、詳細なトラブルシューティングに進む前に、現在が編集モードではないかを必ず確認してください。編集モード中は、データのライブ更新が停止しているためです。

先述のとおり、FrameFlow では多数のインタラクティブで情報豊富なダッシュボードパネルが用意されています。以下では、それぞれのパネルについて簡単にご紹介し、さらに詳しい解説が読めるチュートリアルへのリンクもあわせてご案内します。
システムヘルスパネル
FrameFlow の「System Health(システムヘルス)」パネルは、システムヘルスイベントモニターからのデータを取得して表示します。表示方法は、さまざまな外観設定で自由にカスタマイズすることが可能です。このパネルを使うことで、システム全体の健全性を一目で確認でき、問題の早期発見に役立ちます。

アラートパネル
「Current Alert Panel(現在のアラートパネル)」は、最新のアラートをリアルタイムで一覧表示するパネルです。このパネルを使用することで、監視構成の一部セクションに特化して状況を把握でき、問題が発生した際には即座にその情報を受け取ることができます。
迅速な対応が求められる環境において、非常に有効な可視化ツールです。

データポイントパネル
FrameFlow の「Data Point List(データポイントリスト)」パネルおよび「Data Point Value(データポイント値)」パネルは、イベントモニターやネットワーク機器から特定のデータポイントを抜き出して表示するのに役立ちます。Data Point Value パネル は、選択した1つのデータポイントの現在値を表示します。Data Point List パネル は、イベントモニターに関連付けられた複数のネットワーク機器のデータポイント値を一覧で表示します。これらのパネルを活用することで、重要な数値をピンポイントで把握し、効率的な監視が可能になります。

グラフパネル
FrameFlow の「Graph(グラフ)」ダッシュボードパネルを使えば、重要なデータをリアルタイムで視覚的に表示することができます。このパネルは、会社全体のすべてのダッシュボードに追加でき、複数のグラフを重ねて表示することで、時系列での値の比較や傾向の分析も可能です。
パフォーマンスの推移や異常の発見に役立つ、非常に強力な可視化ツールです。

セクターグラフパネル
セクターグラフは、イベントモニターとそれに接続されたネットワーク機器を上から俯瞰する形で可視化するツールです。監視構成全体を一つのグラフで表現することもできますし、特定のセクションだけを抜き出して強調表示することも可能です。
ネットワークの全体像を一目で把握したり、特定領域の状態を視覚的に把握したい場合に非常に有効です。

イベントモニターキュー パネル
「Event Monitor Queue(イベントモニターキュー)」ダッシュボードパネルは、イベントモニターがリアルタイムで実行しているチェック内容を“舞台裏”のように可視化するパネルです。このパネルは、テキスト形式とストリームグラフ形式の両方で表示することができ、監視システムがどのように動作しているかを詳細に把握したい場合に役立ちます。パフォーマンスのボトルネックや異常動作の検出にも有効です。

ネットワークダイアグラム
ダッシュボードセクションには、監視対象となっている資産のネットワーク構成を視覚的に表現するためのツールも用意されています。ネットワークダイアグラムは、ネットワーク機器やイベントモニターの配置を、空間的・時間的な関係とともにマッピングできる視覚ツールです。
複雑なネットワーク構成を俯瞰的に把握しやすくなるため、設計やトラブルシューティングの場面でも有効に活用できます。

まとめ
各種ダッシュボードパネルの概要をご理解いただけたところで、ぜひご自身の用途に合わせたカスタムダッシュボードの設計にチャレンジしてみてください。自由な発想で、自分やチームに最適な可視化ツールを作ることができます。
Day11は、FrameFlow のアラート機能について詳しくご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
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