【FrameFlowを30日で習得】Day29:フェイルオーバーモードでのITシステムの監視

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この記事はFrameFlow社の公式ブログを翻訳したものです。原文はこちら

はじめに

Day27では、FrameFlowをインストールしたシステムを監視し、その状態についてアラートを送信するInstallation Health Event Monitorの設定方法を紹介しました。 しかし、FrameFlowサーバーがクラッシュまたは故障した場合はどうなるでしょうか?バックアップがなければ、すべての重要な監視が停止してしまいます。

今回は、メインのFrameFlowインスタンスが失敗するというありそうにない事態に備えて、引き継ぎを行うフェイルオーバーサーバーの構成方法を紹介します。フェイルオーバー設定が構成されると、専用のフェイルオーバーノードがプライマリインストールを定期的に監視し、プライマリFrameFlowインストールがオフラインになった場合に、監視操作を引き継ぐ準備が整います。

フェイルオーバーサーバーの作成

フェイルオーバーサーバーを作成するには、まず、フェイルオーバーサーバーを配置したい場所にクリーンなFrameFlowをインストールすることから始めます。構成ユーティリティを実行する際、通常どおりインストールタイプをMaster Consoleに設定します。Settingsに移動し、Failover Settingsを選択します。This installation is a failover serverというチェックボックスにチェックを入れます。

フェイルオーバーをプライマリサーバーと同期させるために、次に、プライマリサーバーの URL、ユーザー名、パスワードを入力するよう求められます。

次に、変更を保存します。ブラウザは、最初に使用した空の監視インターフェースがマスターコンソールのデータで置き換えられるという通知を表示します。OKをクリックすると、フェイルオーバーサーバーとメインコンソールの間で最初の同期が行われるまで数秒待ちます。

メインの FrameFlow コンソールがダウンした場合、フェイルオーバーサーバーは現在、監視を引き継ぐよう構成されています。

Lost Contact 設定

マスターコンソールのSettingsセクションには、Lost Contact Settingsと呼ばれるサブセクションがあります。これは、マスターコンソールがダウンした場合に送信される通知を制御する中心です。ここで、マスターコンソールがフェイルオーバーに入ったときまたは終了したとき、フェイルオーバーサーバーとの接続が失われたときまたは再確立されたときに通知を受け取る設定を選択できます。

その下には、選択した通知が送信される電子メールアドレスのカンマ区切りリストを入力できます。Telemetryが有効な FrameFlow ユーザーは、SMS および音声アラートを送信するための追加オプションを利用できます。

まとめ

フェイルオーバーサーバーを設定することで、プライマリコンソールがダウンしても監視の中断を防ぐことができます。今回の手順に従うことで、監視をスムーズに24時間365日継続できる体制を整えることができました。
次回は、「FrameFlowを30日で習得」の最終日です!

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