【FrameFlowを30日で習得】Day28:マルチサイトモード

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この記事はFrameFlow社の公式ブログを翻訳したものです。原文はこちら

マルチサイトモードについて

デフォルトでは、FrameFlow はシングルサイトモードでインストールされますが、本社が1か所にあり、その他の拠点が別の場所にある組織には、マルチサイトモードが必要です。FrameFlow のマルチサイトモードでは、すべての拠点のデータが単一の監視インターフェースに集約されるため、どこにいてもすべてを把握することができます。
今回は、リモートノードを展開し、FrameFlow を使用して異なる場所のシステムを監視する方法を学びましょう。

マルチサイトモードの機能と利点

FrameFlow のマルチサイト技術では、すべての監視はリモートサイトで行われ、その結果のみがマスターコンソールに送信されるため、全体のプロセスがより高速かつ安全になります。マスターコンソールはデータ収集の結果を受け取り、それを使用してダッシュボードを表示し、レポートを生成し、注意が必要な状態に関するアラートを送信します。また、ユーザーロールによってマルチサイト構成を場所ごとに区分けすることも可能です。これにより、ある拠点のユーザーはログインすると、その場所に関連するデバイス、イベントモニター、ダッシュボードのみを表示できるようになります。

マルチサイトモードの設定

マルチサイトインストールを設定する最初のステップは、FrameFlow のToolsセクションに移動することです。Download Remote Node Setupオプションを選択します。リモートノードのセットアッププログラムをダウンロードしたら、それを実行します。リモートノードのセットアップ場所を選択し、構成ユーティリティを起動します。そしてSelect the installation typeが表示されたら、ドロップダウンメニューからRemote Nodeを選択します。

その後、リモートノードの名前、マスターコンソールへのパス、認証用のマスターコンソールのユーザー名とパスワードの入力を求められます。

必要な情報を入力したらFinishをクリックすると、リモートノードのセットアップは完了です。副拠点の1つのシステムにリモートノードをインストールするだけで、その場所にあるすべてのデバイスの監視が FrameFlow で開始されますので、これで準備完了です。

注:構成ユーティリティがマスターコンソールに接続できず、マスターコンソールのシステムで Windows ファイアウォールが実行されている場合、FrameFlow インターフェースが使用しているポートに対して例外を追加する必要があるかもしれません。このような接続の問題が発生している場合は、上記の手順を実行する前に一時的に Windows ファイアウォールをオフにして、それが問題であるかどうかを確認してください。

セットアップが完了したら、プライマリインストールに戻ってブラウザを更新します。インターフェース全体で、ネットワークデバイス、イベントモニター、ダッシュボードなどがサイトごとのフォルダに分離されて表示されるようになります。さらに、FrameFlow の左側にSitesというタブが追加されます。ここから、すべてのリモートサイトを1か所で表示および管理できるようになります。

Sitesタブの最も便利な点の1つは、Computer Nameを使用してリモートノードがインストールされたシステムを表示できることです。ユーザーがリモートノードをインストールした場所に戻る必要がないため、どこにインストールしたかを忘れてしまうことがあるので、それを防ぐ機能を追加しました。

リモートサイトの区分け

マスターコンソールとリモートサイトを持つようになった今、セキュリティロールを区分けして、ある拠点に配置されたユーザーが他の拠点の監視データを見られないようにしたい場合があります。ここでは、この区分けの設定手順を説明します。

マスターコンソールのSettings > Login and Security Settingsで新しいグループを作成し、新しいリモートサイトに関連付けた名前を付けます。ドロップダウンリストから、このグループのメンバーに閲覧または制御を許可するサイト(またはサイト群)に対応するロールを割り当てます。Sitesの下で、グループメンバーがアクセスできるサイトを選択します。メンバー選択ツールを使用してグループにメンバーを追加し、保存します。

これで、このセキュリティグループのメンバーは、自分の業務に関連する場所の監視データのみを表示できるようになります。他のサイトはインターフェース上から非表示になります。

まとめ

各副拠点にリモートノードをインストールすることで、本社からそれらすべてを簡単に監視できるようになります。本日の手順に従って、組織の各場所の1台のデバイスにインストールするだけで、グローバルな運用状況を1つの FrameFlow インターフェースで監視できます。
Day29は FrameFlow によるフェイルオーバー監視について説明しますので、ぜひご覧ください。

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